ＳＬＢ取引減、中国リースと競合
国内船主、根強い需要も成約減

　国内船主が主として欧州船社から中古船などを購入し、再用船に出すセール・アンド・リースバック（ＳＬＢ）案件が減少している。超円安などで想定外の利益が出るなど、船主の償却資産確保のためのＳＬＢ需要は強い。しかし、欧州銀などの積極融資、中国リースやＪＯＬＣＯ（日本型オペレーティングリース）との競合もあり、「案件の質が劣化している」（金融関係者）という。信用力の把握が困難な用船者も増えており、案...